ゴンザレス三上
gonzalezmikami
『各曲解説その7曲目』

「bridge to fall」

今回のソロの計画が動き始めた頃に、作った曲です。
個人的に、かなり思い入れのある曲で、何度も作り変えて、完成するまでに相当時間のかかった曲でもあります。

「秋への架け橋」という邦題でしたが、レコーディングが進んでいくうちに、何故か、英名に変化していきました。

サウンド的には、打ち込みサウンドに生のドラムとベースが絡む、4曲目や5曲目と近いやり方ですが、サイドギターは3種類入っており、その他、シンセストリングスやコーラス、ハモンドオルガン等が、パステルを何層も塗ったような、そんな響きを醸し出しています。

今回は全体的にそうなのですが、サウンドはかなり重層的に作ってあります。聴く度に徐々に音像が変化していくように、色々工夫したつもりですが、それが功を奏したかどうか。

さて、ボーカルは、吉田美奈子さんです。音楽業界の大大先輩(年齢は殆どかわりませんが)ですし、実際、美奈子さんの音楽を聴き、育ってきたような僕ですので、お声かけするのは、どうも不遜な行為に思えました。でも、良い偶然が重なり、美奈子さんの音を録音する事が出来、本当に光栄でした。

実は、この曲は美奈子さんに歌っていただくために作った曲です。しかし、歌っていただける事は無いだろうと思っていました。誰か他の人に歌ってもらい、そして良いテークが録れたら、「実は、この曲は…」といって種明かししようと思っていたのですが、種明かしの必要も無くなりましたね。

深い深い歌声が、秋への架け橋を渡って行きます。